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リレンザとイナビル

2018-01-16
1月16日(火)
 
こんにちは。
 
この時期としては

休日当番病院も
夜間急病センターも
受診患者数は
比較的落ち着いて
いるようです。
 
インフルエンザは
帰省した方々から
ぱらぱらと
散見される
くらいですが、

これから学校が
始まったら
流行期に入るでしょう。
 
インフルエンザの
吸入薬について少し。
吸入薬を希望される場合に

リレンザと
イナビルという
2種類があります。
 
リレンザは1回2吸入を
1日2回で5日間、
 
イナビルは1回吸入です。
 
希望をきくとだいたいは
1回のイナビルで・・
といわれることが
多いのですが・・。
 
効果はさほど
変わりはないようですが、

欧米でも使用されていて
エビデンス(科学的根拠)が
あるのはリレンザです。
 
イナビルは
日本だけで発売されていて
欧米の治験では
有意差がでなくて
発売に至らなかった
ようです。
 
吸入を開始してからの
解熱までの時間は
リレンザとイナビルでは
ほとんど差はなし。

2峰性発熱
(2-3日熱がでて
その後半日熱が
下がってから
もう1度発熱する
インフルエンザに
よくある発熱パターン)

ややイナビルで
多かったという
発表を聞いたことがあります。
 
ご家族は1回で済む
イナビルを
好まれるようですが

吸入回数は多くても
個人的には
リレンザを
お勧めしたいところです。
 
Dr久保田
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