道北勤医協総合診療専門研修プログラム
1.プログラム名称
2.概要
A. プログラムを展開する場や医療施設の地域背景や特長
北海道第2の都市である人口33万人の旭川市でpostacute・subacute・回復期リハビリ・在宅支援・緩和ケア・高齢者救急を担っている、道北勤医協一条通病院を中心としたプログラムです。
一条通病院は1979年に開設された、総合診療科・内科・整形外科・小児科・リハビリ科・緩和ケア外科を擁する151床の強化型在宅療養支援病院であり、社会福祉法第2条第3項に基づく無料低額診療制度を実施している旭川市内で唯一の医療機関でもあります。
旭川市内には、旭川医大病院・市立病院・赤十字病院・厚生病院・国立医療センターなど特徴的な医療機能をもつ基幹病院が整備されていますが、基幹病院と在宅を繋ぐ役割を明確にしながら、医療活動を展開しています。
道北勤医協宗谷医院は日本最北端の街、稚内市に1995年に開設された無床診療所です。北海道に21カ所ある2次医療圏の中で、最も医師数が少ない宗谷医療圏で、唯一の在宅療養支援診療所として活動しています。
2013年からは特別養護老人ホームやサービス付き高齢者住宅での看取りを実施しています。小中学校の学校医活動や地域での小児保健活動に加え、稚内市からの委託で「稚内市在宅医療・介護連携推進事業」を主宰するなど、幅広く地域の医療・介護・福祉・教育に関与しながら、5500名の友の会員とともに健康なまちづくり活動を進めています。
B. プログラムの理念、全体的な研修目標
少子超高齢社会が到来し、2025年には高齢化のピークが訪れようとする中で、総合医・家庭医の養成が吃緊の課題となっています。
乳幼児の健康問題から高齢者の看取りまで、幅広く対応できる総合診療医・家庭医の存在は、多数の医療過疎地域を抱える北海道にとって、なくてはならない存在です。地域住民・行政・医療・介護・福祉が一体となって、それぞれの地域ごとに、地域の特性にマッチした包括的なケアシステムの構築が求められる中で、それらの「架け橋」となることが出来る、総合診療医・家庭医の養成を目指しています。
医療過疎地の診療所において、スタッフ医師として診療所運営を担える力量を身につけることを研修目標とします。
C. 研修期間を通じて行われる勉強会・カンファレンス等の教育機会
(例)定期的なTV会議システムによるカンファレンス・経験省察研修録(ポートフォリオ)勉強会や作成指導等- 平日朝に指導医とともに患者回診、ミニカンファレンス
- 週一回の指導医カンファレンス、多職種カンファレンス
- 外来日の夕方に、外来診療の振り返りカンファレンス
- 週一回の総合診療科勉強会
- 月一回、北海道民医連全体の研修医・指導医が集まって行う勉強会にてポートフォリオ作成支援。
D. ローテーションのスケジュールと期間
モデルプログラム1
モデルプログラム2
3.専攻医定員
4.プログラムの期間
5.待遇 その他
〒078-8341
北海道旭川市東光1条1丁目1番17号
一条通病院 医局課 田代 民央
TEL: 0166-34-2111