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突発性発疹症の 高年齢化と発症数の減

2017-07-04
7月4日(火)

こんにちは。

日曜日は
休日当番病院でしたが

胃腸炎ばかりで
数は多く
ありませんでした。
 
(感染症が少ない時期に
入ってきているので
そのせいなのか、
旭山動物園の
50周年記念の
せいだったのでしょうか?)

さて今回は
突発性発疹症のお話
 
昔は6ヶ月過ぎから
1歳くらいまでのあいだで…
とか初めての発熱で…
などど
言われていましたが、

近年は
突発性発疹症の
高年齢化と発症数の減少が
指摘されています。
 
突発性発疹症のウイルスは

ヒトヘルペス6型ウイルスと
7型ウイルスがあります。
 
もともとウイルスを
持っている既感染者(親など)
の唾液から感染します。
 
中に不顕性感染
(感染したが症状はでない)
も一定の割合(20-40%)でいます。
 
昔は感染の開始の時期が
3-5ヶ月頃で
ピークは6-7ヶ月
だったのですが、
 
時代とともに
開始の時期が
6-8ヶ月となり

ピークは
12-13ヶ月となり、

最近の調査では
平均罹患年齢の
中央値は15ヶ月前後
との報告があります。
 
そして1歳未満での
発症が減り

2歳以上での
発症の増加傾向が
あります。
 
原因ははっきり
していませんが、
核家族化・少子化が
何らかに関与
しているようです。
 
私が最近経験した例では
4歳くらいの
大きい子でいました。
 
また2歳以上では
突発性発疹症としての
症状の出現率の
低下もありそうだと
指摘するむきもあります。
 
時代により感染症も
傾向が変わるのですね。
 
Dr 久保田
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