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骨密度検診Q&A

一条通病院 放射線科
「道北の医療」2016年5月号掲載

一条通病院では、みなさんに骨粗鬆症の可能性や程度を調べる骨密度検診をお勧めしています。 骨粗鬆症とは加齢やその他の原因で骨がもろくなり、腰痛や骨折が起こりやすくなってしまう状態を言います。骨折などを起こしてしまう前に、自分の骨の状態を知り、早めの対策をすることが大切です。

「だれでも受けられるの?」

20歳以上の方が対象です。ただし、バリウム検査後1週間、CT検査などでX線用造影剤を使用した当日は受けられません。また、既に骨粗鬆症の治療を受けている方は保健診療で行いますので検診の対象外です。

「体のどの部分を測るの?」

骨密度を測定するには、超音波を使う簡易的な方法や、X線を使って詳しく測定する方法などがあり、測定する部位も腰や手首やかかと部分などがあります。

当院の骨密度測定は、DEXA法と呼ばれるX線を使う方法で、腰椎(背骨)と大腿骨(足の付け根部分)を測定します。腰椎は骨量の変化が起こりやすく、大腿骨は骨折を起こしやすい部位で、この2ヶ所で診断するのが最も標準的な方法と言われています。

腰椎と大腿骨で測るのが基本ですが、過去に骨折や手術をした部位は除外して測定します。

「実際にはどんな事をするの?」

検査台の上に仰向けで横たわっている様子
検査の様子

まず、ボタンや金具類のついているものを脱ぎ、検査着に着替えます。湿布やカイロなども取ります。着ているものにボタン等が全くない場合は、着替えずにそのまま測定出来ます。

専用の検査台に仰向けに寝て頂き、足先の角度を合わせてベルトで固定します。

そのまま3分程度、動かずにいて頂ければ測定は終了です。痛みなどはありません。

仰向けに寝られない方は、椅子に座って手首の骨を測る方法等もありますのでご相談ください。

「結果はすぐに分かるの?」

骨密度検査グラフ
検査結果の例

骨粗鬆症の可能性や治療の必要性について、測定結果を専門の医師が見て判断します。そのため結果は後日郵送になります。

「検診の結果、治療が必要と言われたら?」

まず、整形外科を受診して医師にご相談ください。

当院では毎週金曜午後、骨粗鬆症専門外来(予約制)を行っていますが、それ以外の日でも大丈夫です。

「X線の被ばくが心配」

被ばくはありますが非常に少ない線量なので、健康への影響を心配する必要はありません。ただし、妊娠中やその疑いがある期間は避けるべきです。

「予約は必要?料金は?」

予約は必要ありません。平日9~16時、土曜日は11時までにご来院ください。料金は友の会員500円(通常1620円)です。友の会送迎バスなども利用出来ますので、一条通病院もしくは最寄りの診療所にお尋ねください。

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