道北勤医協に入職して20年。10年前育児休暇後に訪問看護ステーション東光ぬくもりポートに異動、そして3年前に在宅医療部の師長になりました。病棟勤務の頃は在宅分野なんて未知の世界で、戸惑うばかりでしたが、沢山の在宅患者さんと出会い別れも経験し、「患者さんが、お家では『患者』ではなく、夫であったり、妻であったり、父であったり、母であったり・・・その人らしく生活するために、自分は何をしてあげられるだろうか・・・」と考えて支援していく中で、在宅医療、在宅看護にやり甲斐を感じるようになりました。
在宅医療とは、「体調面などから通院することが難しい患者さん、病院を退院して自宅で療養される患者さんを、医師が定期的にご自宅を訪問し、診療すること」です。 一条通病院では、7名の医師が、外来、病棟を掛け持ちして月曜日から金曜日まで毎日診療に入り、東光・豊岡、東旭川、東神楽方面を回っています。また、自宅だけではなく、グループハウスや有料老人ホームなども訪問診療しています。各診療所の医師も地域の訪問診療をしています。希望される方、ご家族の方は、気軽にご相談ください。
在宅医療部の宣伝になってしまいましたが、「住み慣れた家、地域で、いつまでも暮らしたい」という思いに寄り添い、支援していく「地域の看護師」になれるよう、これからも頑張って行きたいと思っています。