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手足口病

2017-07-25
7月25日(火)
 
夏休み直前ですね。

やっと天気が
よくなってきて
気持ちいい朝を
迎えることが
できるようになりました。
 
手足口病が少しずつ
流行してきましたね。
 
手足口病は
コクサッキーウイルスA16やA6、
エンテロウイルス71
などのウイルスに

よっておこる
発熱性のウイルス疾患です。

急に発熱し、
口の中にぷつぷつがでて、
手の掌や足の裏に
ぷつぷつ

(典型的には小さな
赤みをおびた水疱)

がでる病気です。
 
2-3日で解熱します。

ウイルスは
解熱後の回復期も
4週間以上にわたって
便に排泄されるので、

実際には
集団生活の場で
流行を阻止することは
できませんから

解熱し元気になれば
ふつうのカゼと
同じように登園
してかまいません。

例年流行する
手足口病の
原因ウイルスの種類により
病像も
微妙に変化があります。

無菌性髄膜炎を
比較的起こしやすい型の
ウイルスが流行する
年があったり

(今年は違うようです)、

数年前には
ひとつひとつの
水疱疹がとても大きく、
指先にでた水疱疹が
回復期に爪の脱落を
おこしたり

(もちろんまた生えてきます)
しました。

今年の手足口病は
コクサッキーA6が
中心のようで

発疹は小さな赤い斑点様
の発疹が
掌・足の裏中心
というより腕や下腿
(膝やお尻にも)
に散在している
パターンが多いようです。

とくに治療薬もなく
ぬり薬も必要はありません。

自然に治っていきますので
慌てないで観察、
熱に対しての
対応が中心となります。
 
 
Dr久保田
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