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鼻吸引とタッピング・カッピング

2017-11-14
11月14日(火)
 
こんにちは、寒いです。
 
インフルエンザの
報告は散見されますが、
まだ流行には
なってないようです。
 
しかし  しつこい
咳・鼻の子は多いですね。
 
寒いせいなのか、
ウイルスがつよいのか
わかりませんが

咳が長引く子が
やたらと多い印象です。
 
咳やはなみずをとめてほしい
という気持ちはわかるのですが、
こればかりは医学的には
コントロール
できそうにありません。
 
鼻の中や気管支で
おきた炎症の結果
つくりだされた
痰や鼻汁は本来

鼻をかんだり
咳の力によって
外へ運ばれて
粘膜の修復が
おこなわれるのですが、

こどもは鼻が
かめなかったり、
力強い咳で
痰をきったり
できないので

延々と
フガフガ・ゼロゼロします。
 
薬ではこれに
効果はありませんので、

いかに痰をきったり
鼻汁をとって
あげるかです。
 
鼻汁は市販の吸引器
(親が吸引管の一方を口で吸うタイプ)
もそれなりに有効です。

病院では
電動吸引器を使用しています。
 
東京エム・アイ社の
エレノアという機種です。
ネットでも販売されています。

15000円くらいしましたが、
これでもけっこう吸えます。
 
では痰はどうだしたら
いいのでしょう。
 
これは呼吸理学療法と
いって体位によって
痰を出しやすくする
手技をおこないます
(体位ドレナージといいます)。
 
代表的なやりかたは
カッピング(掌をカップの形にして)
・タッピング(指をそろえて)
でリズミカルに

背中をたたき振動を
与えて痰を動かす
手伝いをします。

うつ伏せで
お尻を高くさせて
背中に振動を与える
体位がすすめられます。
 
ウェブ上でも紹介されており
高齢者向けの動画が
多いようですが、

基本となる考え方・やり方は
同じですので参考
にしてみてください。
 
Dr久保田
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